Sunday, December 17, 2017

カンボジアへの旅 Part 2 プノンペン


11/11(土)プノンペン

ホテルのテラスからの朝の眺め。すでに蒸し暑いのに、地元の人たちは運動している。




ホテルでお粥の朝食。昨夜のナイトマーケットのより美味。コーヒーもうまい。フランスの植民地だったからコーヒーが美味しいかもと思っていたらやっぱりだった。



徒歩で国立博物館と王宮に向かう。ワット・ウナロム寺 (Wat Ounalom)の庭を散策。





カンボジア初めての猫たちに出会う。背景にクメール文字。カンボジアの猫たちは痩せているが毛並みも良く健康そうで、驚くほど美しい顔をしている。



路上や美容院で、猫と遊んでいたら、トゥクトゥクのドライバーに声をかけられる。
今日は祝日で博物館と王宮は2時からなので、郊外のキリング・フィールドに行くことを勧められる。他に行くところもないので、提案に従う。往復20ドル。

トゥクトゥクのドライブは快適。開けっ放しの座席に風が吹いて、蒸し暑い気候に最適。密度の高い市内から郊外へと移り変わる、素敵に興味深い景色を楽しみながら、45分ほどで到着。

キリング・フィールド(Choeung Ek Killing Fields memorial site)
ポル・ポト政権時代の大量処刑場跡。生存者のインタビューを多数含むオーディオガイド(日本語あり)を聞きながら、番号順に回る。

450人の犠牲者が埋葬されていた場所


緑豊かで、ニワトリが走り回り、ハスの花の咲く美しい池がある、平和な景色が広がる。柵の向こう側の池では子供達が泳いでいた。


虐殺についての15分間ほどの映画を見る。大量虐殺の事実は知っていても、現地で当時の映像を見ると重みが違う。猫とニワトリ一家に癒される。



掘り出された8000以上の頭蓋骨を安置した慰霊塔





キリング・フィールド入り口前に数軒あるレストランのうち、ドライバーおすすめの場所でランチ。私はお腹壊し気味であまり食欲がなく、クメール(カンボジア)カレーを頼む。二日酔いか昨夜のナイトマーケットの食べ物またはココナツウォーターか、その全部か。 夫はビーフ・ルック・ラックを注文。ストロガノフに似ているが甘辛く、肉はやや硬め。

トゥクトゥクでプノンペン市内に戻る。

ロシアン・マーケット。
Tシャツ(3枚で9ドル?)、カンボジアのビール「Angkor」の缶がデザインされたもの、自転車柄、タンタンのタンク。パンツ購入、10ドルくらい。



美容院。美容院も床屋も至る所にあった。服はカジュアルでも、身だしなみのきちんとした人ばかりで、ボサボサ髪は見かけず、散髪したばかりのような人が年齢を問わず多かった。女の人の髪も黒々ときれい。








ココナツジュース1.5ドルを飲んだ甘味処の女の子。蒸し暑いのでジュースが特に美味しい。




カエルも売っていた



マーケットを出たところのパイナップル売り


遺跡を見る前に、国立博物館でクメール美術のお勉強。写真は撮れなかったので、夫は4冊本を購入。





床屋美容院が多いだけでなく、女子トイレにも備え付けの櫛が。これを使うのは抵抗あるが、置いておいて取られない治安のいいところであることも分かった。



2001年のグランドキャニオン旅行用に買ったハイキング用サンダルが、ロシアン・マーケットの終わりから段階を追って分解し始め、博物館のすぐ外で、ついに一歩も歩けない状態に。別のトゥクトゥクで靴を買いに行く。カジュアルな靴屋を見かけたので止めてもらい、パチモンのピンクのナイキ、しかも中古を10ドルで購入。一応値切ろうとしたが、まさに足元を見られ、交渉成立せず。写真は旅行の終わりに撮ったものなので、これよりはきれいだった。



王宮まで同じトゥクトゥクで戻る。ぎっしり並んで走るバイクとトゥクトゥク。庶民の足のメインは男女を問わず圧倒的にバイク。


王宮の入り口まで数分歩かなければならなったが、パレード見学の中学生(?)たちに出会う。

すごく色っぽい女の子がいる


王宮内 Phochani Pavilion(宴会ホール)


財宝が収められているシルバー・パゴダ







民族衣装のマネキンは大人気

伝統舞踊の衣装

ここでも猫たちに会う

女子トイレの前でつつましく身繕いをする猫。礼儀正しい国民性の表れ?欄干の装飾は、アンコールワットなどの遺跡に見られるものを模してある。





博物館近くで客待ちのバイクタクシー。黒澤映画など東宝映画の名脇役、沢村いき雄に激似のおじさん



多数の電線は至る所で見られた


博物館近くのアメリカンなカフェKabbasでディナー。まあまあのチーズバーガーと、カンボジアビール





南仏出身の女性オーナー、バレリーがセレクトしたお洒落なカンボジア雑貨屋Silk & Pepperで、プノンペンの野良猫を救助している猫好きオーナーと話す。救助された猫は去勢・避妊され、再び地域猫になる。私が飼っている黒猫シェフのいとこみたいな猫はSpeedosという名前。


ボスはMaman(ママ)という名前。






さらに付近を散策

ストリートチルドレンを支援する団体が経営する、カンボジア価格としては結構いいお値段のブティックの外で。






博物館敷地内の劇場で、Cambodian Living Arts による、カンボジア1とされる伝統音楽&舞踊ショー。一番いい席(私たちは3列目のほぼ真ん中に座った)で一人25ドル。ペットボトルの水がついてくる。屋根はあるが、天井から空が見え、ドアもない開放的な空間。独立記念日の祝日ということで、特別に8種類の踊りが見られた。

バッファロー狩の踊り。音程のある打楽器で繰り返されるリフに、チャンティングのような掛け声が乗っかる印象的な音楽







左端がこの踊りのメインのカップル。もっともコミカルな踊りの一つで、女性ダンサーはきれいなだけでなく、表情が一番豊かな人が選ばれていた。女の方が男より強く、女に選択権があるのも面白い。



ココナツの殻(?)が虫の関節を表し、前の人の殻を叩いて音を出す楽しい振付



いろんなタイプのゴージャスな美人が勢ぞろい




トゥクトゥクに乗り、ライブもやっている老舗ロックバーSharky Barを目指したが、祝日のせいか休業。トゥクトゥクからのストリートの光景。




あまり大きくない風俗街

ホテルに戻り、ルーフトップバーで、宿泊客に一杯ずつ無料サービスのビールとワイン。タダなので文句は言えないが、「カンボジア」ブランドのビールはバドワイザーみたいで薄く美味しくなかった。













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