Saturday, April 22, 2017

日本帰国 Trip to Japan Part 4

3/15(水)
Happy photo shoot day in Asakusa, Tokyo, guided by a local.  

大学のサークルの先輩にあたる、彼女で3代目という生粋の浅草ッ子Mさんに、昼前から日暮れすぎまで浅草を案内してもらう。フェイスブックではお互いに数年来のファンだが、 実際に会うのは初めてとは思えないほど意気投合し、ただでさえ楽しい浅草歩きが、最高の案内人を得て、最高に楽しい日になった。昼前から夜まで、同じ場所でもいろんな顔があって、撮り飽きない。約900枚撮った中から厳選した写真をお見せしよう。

新宿から小田急線で30分ほどに位置する実家から浅草へは、ちょっとした小旅行の感覚だ。銀座線の浅草駅で降りると、地上に出る前からすでに、浅草が凝縮された空間に出会う。戦後の東京で最古の地下街という浅草地下商店街だ。昼飲みの男を眺めつつ地上へ。


まずはお互い自己紹介からということで、喫茶店に入ることにした。雷門から仲見世、仁王門、伝法院通りを通り、オレンジ通りにある老舗喫茶店アンヂェラスを目指して歩く。Mさんいわく、「浅草寺では自撮り心が炸裂する」というわけで、雷門前での自撮りは欠かせない。初対面と思えないほど楽しそうな写真が撮れた。にぎやかな通りと路地を歩くうちに、すでにテンションが上がる。浅草の路地は、鉢植えの花や掃除道具で雑然としているのに、きりっと整然として清潔感がある。
Backstreets in Asakusa. Busy but clean. 


昭和21年創業のアンヂェラスの内装は、こげ茶の木が中心の落ち着いた雰囲気で、金属ワイヤーの装飾が違和感なく巧みに取り入れられている。椅子やテーブルはよく見ると一つ一つ微妙に違い、手作り感がいとおしい。ケーキ『アンヂェラス』とコーヒーは安定の味。Cafe "Angelus" since 1946.






Mさんと楽しいお茶を終えて本格的に撮影開始。Ready to Go!



On backstreets.「私に気を使わないで好きなように撮ってね」というMさんの優しい言葉に甘えて、早速猫がいそうな路地に猫のように入っていく。食堂だったのを改装したという、ひっそりあるアンティーク屋「東京蛍堂」を発見。地下ではライブや撮影も行われるそう。浅草生まれの気さくな店主が話してくれた。


馬酔木の花と居酒屋のひさし・提灯の色がマッチした路地



On Hatsune Koji, Asakusa, Tokyo.
初音小路。有名な藤棚が咲いている時期に来たことはないけれど、藤がなくても独特の世界。1人で昼飲みしているオヤジは、どんな人なんだろう?



Mさんと、木彫りの熊の横に花が供えられた祭壇らしき一角を見てなんだろうと話していたら、初音小路の主とおぼしきアベさん登場。北海道出身でずいぶん昔に亡くなった、アベさんの友達を弔っているとのこと。馬の置物もあったそうだが、場外馬券売り馬が目の前にあるので、ゲンかつぎか腹いせまぎれかは分からないけど、誰かが持って行ってしまったそうだ。


アベさんによると、消防法違反とかで、藤棚を撤去させられるかもしれないとのこと。浅草を京都のようにしようという意見もあるそうだ(誰の意見かは聞き忘れた)が、浅草は浅草でいてほしい。と思う一方で、アベさんの店に夜行こうとしたら、初音小路の店が殆ど閉まっていたり、仲見世でさえ7時過ぎには閉店したり。高齢化が進む中で、浅草を盛り上げて行くには、ある程度の規制や基準が必要なのかもしれないが、浅草らしさは失っ
てほしくない、と初対面なのに昔からの知り合いのように話している浅草っ子2人を見ていて思った。



浅草には柴犬が似合う



言わずと知れた木馬亭



銭塚地蔵尊ののぼりとMさん



 花やしき





東京浅草組合(見番)。浅草の芸者の手配や、料亭への代金請求や芸者への支払いを行う事務所。大正末期には芸妓千人以上がいたそうだが、現在は芸妓26人、幇間が7人。



遅めのお昼。寒いからラーメン!



ニューヨークはここ数年ラーメンブームで、至る所でラーメンが食べられるようになった。とんこつや鳥白湯だったら、結構美味しいのが食べられるが、さすがにこうした町中華ラーメンはない。年取ったおじさんとおばさんがやっているような店だから、輸出できるようなビジネス形態ではないが、ニューヨークにいて恋しくなるのは普通に美味しい中華そば。


お腹がくちくなったところで、いざ吉原へ!以下は、ラーメン屋から吉原までの路地。













Thursday, April 20, 2017

日本帰国 Trip to Japan Part 3


3/11 (土)

夫の帰国の日。彼の希望で夕方まで新宿で過ごす。
成田エクスプレスの切符を買ってから散策。切符を買う窓口の行列がすごかった。米国発行のカードはなぜか販売機で使えず、ATMに走って現金で販売機から買った。東京五輪を前にして、もう少し使い勝手がいいシステムにした方がいいと思う。新宿駅に限らず、日本語が分かっても買い方が分かりにくい販売機もある。

夫が英語版Time Outで見つけた猫カフェに行く途中で、有名なジャズクラブ「ピットイン」を発見。自分が持っているCDにもここで録音された物があると喜んでいた。

A Big CAT DAY in Shinjuku, Tokyo. After visiting Die Katze cafe "owned" by the manager cat family, a street cat on a back street invited us to see his acquaintance...

花園神社近くの、猫店長一家のいるカフェ「Die Katze」へ。お母さんは段ボール箱でお休み中、息子のカイザー君は窓際の指定席で人間たちを見下ろし、娘のオーちゃん(王女)は愛らしい姿で悩殺。店の主人夫婦は、オーちゃんにかりかりをあげて、写真が撮りやすいように何度も前足で立たせてくれた。新宿駅からかなり歩いたので店に着いた時は不機嫌になっていたが、可愛く個性的な猫たちに癒されてすぐにご機嫌に。いわゆる猫カフェでなく、猫のいる普通の喫茶店というのもよかった。実際、土曜なのにねずみ色のスーツ姿のオヤジ4人が打合わせしていた。




猫が猫を呼んだのか、三丁目近くの裏通りでは野良猫に招かれ、貫禄ある野良猫たちと出会った。







麺は飽きたので昼食においしい焼き鳥が食べたいという難題を夫に出され、結局中村屋のインドカレーにした。あんなに好きだった物が、ニューヨークでインドやバングラデシュ人が作るカレーに慣れたせいだろう、前ほど美味しく感じられなくて軽いショックを受ける。夫もあまり感心していなかった。忙しい中でのてきぱきとした客さばきは本当に素晴らしいのだが。しまった、カツ丼にすればよかった。。。

外国人観光客の定番ビックロに行き、夫はヘッドホンを見るが、いいものは値段が高すぎる。結局、老眼鏡の安くてデザインのいいのを買って、超合金ロボットみたいのと記念撮影。紀伊国屋書店の外国人向けの日本についての本を集めたコーナーに大喜び。国芳など浮世絵関係を中心に買いまくっていた。日本語の本もあり、私は関西のレトロな喫茶店のインテリアを特集した写真集や大正・昭和の配色事典など購入。

成田エクスプレスで空港まで夫を送る。別れるときにはハグして何回も見えなくなるまで手を振って、寂しいけど、これから身軽に動けるので嬉しい気持と両方。


3/12(日)

実家にいる。駅前のスーパーに入っている100均キャンドゥで沢山買い物。友人に頼まれたポケットティッシュは普通のとくまモン柄を買ってみた。自分用には、洗濯ネット、アイロン当て布、ペディキュア用パット、旅行用化粧品容器、U字磁石、手縫い針セット、ヘアゴム、茶こし、小ぶりの水切りざる、ブーツスタンド。これだけ買って1944円とは!とはいえ、中国などの低賃金労働で成り立っている業界と思うと複雑な気持ちになる。

同じスーパーで大根とサンマ、自分用の乾物を買い、コンビニでビールを買った以外は外に出なかった。 大根とイワシ夕ご飯に食べたいから買って行くけど〜と母にメールしたが連絡がないと思ったら、タバコを買いに出た父が家に戻ってこず、母があわてて迎えに行ったところだった。父は疲れてどこかで休んでいたらしいが、一本道なのになぜか私とすれ違わず、無口な父は詳細を語らない。ストレスのたまった母は、ニューヨーク暮らしで新鮮な魚の選び方が甘くなっている私が選んだイワシに当たり、刺身用なんて嘘だ、生で食べられるわけがない、こんなの買ってきてと文句を言う。夕食までには母の機嫌も治り、イワシは焼いたらなかなか美味しかった。


3/13(月)

東京下町の母方の叔母2人にあたたかいもてなしを受ける。足立区梅島の叔母のマンションでお昼をご馳走になり、根岸の叔母も来ておしゃべりに花が咲く。梅島の叔母の作ったちらし寿司と煮物、根岸の叔母が持ってきてくれた竹隆庵岡埜のこごめ大福と桜餅。どれもとっても美味しかった。


梅島の叔父は、一昨年の11月に肺がんで亡くなった。私の写真の師匠の1人でもあり、叔母と共に私のことを可愛がってくれた。亡くなった年の春に叔父と会うことができ、彼が自分でまとめた写真集をいただいた。その後にまとめた写真集も今回見ることができて、お線香もやっとあげられた。叔母は、決して広くはないマンションの玄関まで突進して迎えてくれた。私たちが帰るときに駅まで送ってくれたので、彼女と手をつないで歩いた。別れ際には彼女のほっぺたにキスした。彼女の、そして叔父の好意に応えるには、 ハグだけでは足りなくて。

神保町。老舗喫茶店「さぼうる」で一息してから、古書店街巡り。
Old cafe at used books district in Jimbo-cho.





6時過ぎで閉店間際の古書店を数件急いで見て回る。一誠堂書店で手頃な価格の映画関連の文庫を数冊購入。「仁義なき戦い」のプロデューサー・日下部五朗が書いた映画製作の裏話「健さんと文太」が面白かった。他に、石井輝男関連、佐藤忠雄の本など購入。


近くの書店では、各国の美術品に表現された女性の乳房から、その歴史と社会的意味を探るという興味深い本を見つけた。浅草について有名作家ら30数人が書いた、山田太一編集のエッセイ集も発見。生粋の浅草っ子に浅草を案内してもらう予定なので、気分が盛り上がる。



Tamachi area.
東京タワーにほど近い田町の元同僚宅周辺で、意外にも古い東京を感じる。



特に仲が良いわけではなかった元同僚に、東京に来ているんだったらおいで〜とご招待に預かり、その気持ちがうれしくて遊びに行ったら、彼と奥さんとの会話がとても楽しく、小さな娘さんが2人いるというのに、つい長居してしまった。鳥団子と魚の鍋をご馳走になる。友人はパキスタン系米国人で、日本人女性と結婚し、結婚する際に彼女もイスラム教徒になった。というわけで、ふたりとも酒を飲まないので、私だけコンビニでビールを買って飲んでいたが、居心地がよかった。ニューヨークでの再会を約束して別れた。


3/14 (火)

大学時代の女友達2人と白金台でランチ。早めに着いたので、小雨の中、近くの八芳園の庭園を散策。いかにも正統派の日本庭園。神社もある。池に白サギが来て置物のようにポーズをとり、飛び去った。

ミシュラン一つ星フレンチ「ルカンケ」で久々の再会を祝って、シャンパンで乾杯!写真の前菜など全てのプレゼンが美しい。


 店を出るときに外まで送ってくれるスタッフ。テレビドラマの一場面のようだ。
Greeting from a French restaurant with a Michelin star,


Tokyo Metropolitan Teien ArtMuseum. 近くの庭園美術館で、アールデコの建物&インテリアを堪能。西欧の金持ちが建てた古い屋敷は、見る分にはいいが住むには寒そうだが、これは和の感性を取り入れたせいか暖かみが感じられるデザインで住んでみたくなる(写真はチケットに印刷されていたベランダ)。


展示も輸出用の七宝焼で、和洋折衷のテーマが続く。友人は2人とも史学科出身で、こういったことを普通に話せてうれしい。館内は写真撮影禁止。アメリカの美術館だと、小さいところは別として、撮影禁止でも隙を狙って撮影できることが多いが、日本の美術館では必ず注意される。仕事熱心なのと雇用人数が多すぎるのと両方だろうか。


これは唯一撮影可だった、本館と新館の間の通路から本館を撮ったもの。


目黒駅でお茶してから友人と別れる。母の77歳の誕生日なので、ケーキと花束を新宿で、スペインの安くて美味しいワインを近所のスーパーで買って帰る。


小田急デパ地下ケーキ売り場の美味しそうな娘さん。ベルギーのケーキとっても美味しかった!









Sunday, April 16, 2017

日本帰国 Trip to Japan Part 2

3/7 (火)北陸温泉旅行1日目

この日に結婚50周年を迎える両親を北陸温泉旅行に招待した。北陸新幹線に乗りたいという母と、源泉掛け流しの温泉巡りが趣味の父の希望を入れて、金沢郊外・山代温泉の懐石旅館に2泊した。Hot spring trip at Yamashiro Onsen near Kanazawa to celebrate my parents' 50th wedding anniversary. 

東京駅で駅弁を仕入れ、東京発10時24分発の北陸新幹線かがやき509号に乗車。写真は駅弁売り場の見本。駅弁と模食、まさに日本文化!
 Off to Kanazawa by Hokuriku bullet train with yummy lunch box. 



金沢12時52分着。コインロッカーに荷物を預け、駅からタクシーで忍者寺(妙立寺)へ。見学は1時半の予約だったが5分ほど遅れたので2時になった。



落とし穴としても利用できる賽銭箱や隠し階段など、忍者屋敷のような仕掛けがあちこちにあるので、忍者寺という通称が付いたが、忍者が住んでいたわけではない。徳川3代将軍家光は、幕府の全国支配体制強化の仕上げとして、多くの諸大名を取り潰していた。当地加賀藩の前田利常公は、それに対抗して、鼻毛を伸ばしてバカ殿を演じて幕府の目を欺く一方で、多くの武士が起居できる寺院群を新築し、その中心に監視所の役割を持つ妙立寺を建立した。表向きは加賀藩の祈願所である。合戦に備えて、一度入ったら中から出られない仕組みの、切腹部屋と言われる部屋もある。しかし、合戦は起きず、その部屋も使われることはなかった。近くには、戦闘発生を知らせるための鐘付き台もあったそうだが、それも使われなかったという。外人観光客に人気だが、日本人も老若男女問わず楽しめる場所だった。撮影禁止だったので、寺のウェブサイトから入り口の写真を拝借した。

タクシーで金沢駅に戻り、荷物を受け取って、15時21分発の北陸本線に乗る。各駅だったので、特急より15分ほど多めにかかるが、地元の人の生活が見えてくる。16時4分に加賀温泉駅着。宿泊する山代温泉・たちばな四季亭に連絡して送迎車を頼む。10分ほどで宿に到着。

3月初旬の雪は珍しいそうだが、旅館に着いて一息していたら、神社と寺が見えてすでにいい景色のところに降り出した。

祝い膳付きの懐石料理と地酒、源泉掛け流しの温泉を食前食後に楽しんだ。内湯も露天風呂も気持ちいい。金婚式だけでなく、父は一昨年に、母は今月14日に喜寿なので、その旨旅館に伝えたら、夕食時に紫の頭巾とちゃんちゃんこを持ってきてくれた。離れて住んでいるので親孝行できない分、まとめて孝行しようという無精な魂胆をくんでくれてうれしい。
Enjoyed beautiful Kaiseki-ryori and  hot spring after and before dinner.





3/8(水)北陸温泉旅行2日目

朝食前に母と朝湯へ。部屋に戻ったら、また雪が降り出して、昨日の夕方よりもさらに絶景に。


美味しい物が少しずつの朝ご飯。ただでさえ地元のお米がおいしいので3杯食べる。




加賀温泉駅近くにそびえ立つ73メートルの巨大観音像。抱いている赤ん坊が奈良の大仏の大きさとか。バブルの頃に建てられた 宗教テーマパークの一部で、今は観音像を除いては廃墟状態らしい。Insanely huge Kannon statue near Kaga Onsen Station. 73m height.




Sightseeing in Kanazawa. Kenroku-en, Samurai-house district and Higashi Chaya district.
金沢観光。兼六園では雪の中の梅園という、日本にいる日本人でもなかなか見られない珍しい景色に出会う。金婚式のお祝いと、17年ぶりに日本を訪れた夫への贈り物かも?





武家屋敷街にある野村家
装飾に細部まで金がかかっており、裕福な武士の屋敷らしい。



ひがし茶屋街の1909年創業という老舗洋食屋「自由軒」で昼食。写真は夫が頼んだクリームコロッケ。私はオムライスを頼んだ。


レンタル着物でひがし茶屋街を歩くお嬢さんたち



父が疲れ気味なので、両親は宿に戻る。私と夫は、タクシーの運転手おすすめの、主計町(かずえまち)茶屋街を散策。観光客が多くテーマパークのようなひがし茶屋街より狭い道で人も少なく、風情がある。


端正な屋敷や茶屋街もいいが、いい感じにくたびれた家も雰囲気がある。


泉鏡花の『化鳥』などの舞台となった、中の橋近くの風景





骨董通りと言われる新竪町に行ったが、お目当ての骨董屋もアンティーク着物屋も休み。一軒だけ開いていた骨董屋は所狭しと物が置かれているが、高めの物が多い。


みそ汁椀がほしかったので山中塗のお椀購入。昭和物未使用で一つ2千円。安くはないが新品だったら最低4千円はするので思い切って購入。スープにも使える。


古都金沢では、大好きな骨董やアンティーク着物が東京より安く買えると思って楽しみにしていたので、母に連絡して、夕食の時間を1時間遅くしてもらう。タクシーをとばして金沢古民芸会館に行くも、なんとここも休み。そのまま、 金沢駅近くのアンティーク着物屋「装姫(そうき)」に向かう。お店の女性はアンティーク着物にベレー帽で素敵。銘仙が3500円くらいからと安くて可愛いが、特に欲しいものはなし。

再び北陸本線で加賀温泉駅へ。宿の送迎の時間は過ぎていたのでタクシーを拾う。バブルの時に立てられて閉店になったという、廃墟感あるローマ風の旅館が気になる。

急いで一風呂浴びてから夕食。2日目夜の懐石料理はまた一段と華やか。



その名の通り、のどが黒い「のどぐろ」

夕食後は両親とラウンジでピアノ演奏を聴く。父親は上機嫌で、ピアノに合わせて鼻歌を歌っている。カラオケがあったら行っているところだ。またとない機会と思って、夫も引っ張りだしての結構な散財だったが、喜んでもらえてよかった。


両親も夫も私も,無理をしないで楽しめる旅になったのもよかった。集団行動に妥協はつき物だが,それぞれの希望を入れて,それぞれが嫌がることはしないという,お互いを尊重しあうことができた大人の旅だった。例えば,日本旅館初体験の中国系米国人の夫に日本を知ってもらうには,日本式に両親と一緒に寝起きした方がいいと思ったが,夫の反対で夫婦ごとに別の部屋を取った。結果,私もそのほうが楽だった。また,男同士の裸の付き合いに抵抗のある夫は,旅館がくれた英文の風呂の入り方案内を研究してから,父の入る時間を避けて風呂に入った。何度か入るうちに,もともとの風呂嫌いを克服したようだ。

3/9 (木)3日目

朝食の魚

From snowy Kanazawa to Shiraka-go in deep snow, then Takayama. Stayed overnight at Okuhida-onsen. 
旅館の朝食後、金沢駅で両親と別れて、夫と二人で濃飛バスに乗り、雪の降る金沢から雪深い白川郷へ。ここでも、冬に訪れたら見たいと思っていた雪景色の中の合掌造りが見られてラッキーだった。

白川郷へ行く途中のバスからの眺め



白川郷展望台 からの眺め。展望台には中国語をしゃべる日本人カメラマンがいて、客のカメラで写真を撮ってくれ、自分のカメラでも撮り、気に入ったら客が買うという仕組み。こんな人のいい商売でも採算が取れるほど、中国人観光客が多いのだな。ユネスコ世界遺産だけあって、金沢よりもどっと外国人観光客が多かった。中国人が主だがベトナム人と白人も。


 展望台を降りて歩き回る







米の麺「べーめん」の昼食で暖まった後、再びバスで高山へ。ここでも雪が降っている。古い町並と陣屋の外のみ見学。金沢もそうだが、端正な街並を端正に撮るのは苦手なので、これくらいしかお見せできる写真はない。




さらにバスに乗り、さらに雪深い奥飛騨の平湯温泉湯う香三蔵庵に泊まる。山代温泉の懐石旅館とはうってかわって、宿の作りも料理も素朴だが(飛騨牛の朴葉焼きだけが、ものすごく美味しかった。エバラ焼き肉のたれみたいな味の店売りのたれでも)部屋に半露天風呂が付いていて大満足。好みの温度に調節できることもあり、風呂嫌いだった夫も、大好きとはいかないまでも苦手ではなくなった。


3/10 (金) 4日目
In Matsumoto. One of the coolest caste, Matsumoto-jo and Kaichi School, oldest elementary school in Japan. Such a lovely city to walk around. Surrounded by Japanese Alps, lots of reasonable and interesting stores, good foods, sake, and sweets! 

朝湯と朝食の後、何もすることがないので、11時過ぎ発のバスの予定を早めて9時ごろに松本へ。松本は街歩きにちょうどいいサイズの素敵な街。



日本人の誇り松本城は、やっぱりかっこいい。夫も感動していた。どの角度からもいいが、この角度が一番素晴らしいそうだ。急な階段を上り天守閣に上がると、北アルプスが一望できる。


城近くの日本最古の小学校の一つ、旧開智学校を訪れる。


松本は蕎麦だけでなく、色々美味しい物がある。アルプスに囲まれているだけあって、水も地酒も美味しい。開運堂の和菓子とケーキは、店ごと買いしめたい味。焼きたてチーズタルトで幸せに。2個入りで378円という値段もうれしい。世界に一つというソフトクリーム製造ロボットもある。当然買った。美味しかった。岩崎ちひろ美術館とコラボした和風アップルパイ「りんごの天使」も美味。



個性的な商店街の散策を楽しむ。カエルがトレードマークの縄手通に、土蔵が建ち並ぶ中町通。中町通りのそば屋で、私は天ぷら蕎麦と辛口の地酒、夫は「山賊焼き」という、鳥もも肉をニンニク醤油だれにつけて片栗粉を付けて揚げた、松本の名物料理。
食後に中町通をさらに散策。


陶芸作家の作品が買える店も何軒かあり、工房と一緒になった店も。

骨董屋の樋口美術に大興奮!金沢でも高山でも骨董屋が殆ど休みでがっかりしていたところ、お手軽価格から高級品まで所狭しと並ぶ良心的なお店で、金沢や東京と比べ物にならないほど安い。明治時代の物を中心に買いまくったのに1万円でおつりがきてさらに大感激。40年ほど同じ場所で営業していて、今の店主は3代目だそうだ。重い荷物と軽い心を抱えて、 特急あずさで車窓の眺めを楽しみながら、東京に戻った。


以下は戦利品(1枚目の写真は2枚ずつ)。これだけ買って全部で9800円で、ひとつづずつプチプチに包んでくれた!蓋付き丼は明治時代の九谷焼なのに、訳ありで格安の1500円!




実家に戻り,明日は夫が日本を発つ。母の餃子を夫にも食べさせてあげたくて夕食にリクエスト。焼きたての餃子を食べながら、両親も夫も,お互いの距離が近くなったと喜んでいた。お互いを尊重しながら,お互いを知ることが出来て本当に良かった。私も肩の荷が下りた。