6/27(月)バーゼル~ルツェルン〜ピラトゥス〜ルツェルン
バーゼル駅でセサミベーグルにチーズが挟まったイタリア風ベーグルとコーヒーを買う。
11:08発、1時間ほどで着く。二日酔いで列車のトイレと座席を行ったり来たりするはめに。ルツェルン駅で2スイスフラン(以下フラン)払ってトイレに入り、盛大に吐いたら楽になった
予報では雨の可能性があったのに、なんて素晴らしい天気!さらに気分が良くなった。
駅の観光案内所で2日間のテルパスを購入。1人170フラン 。ケーブルカーなど山岳地帯を含む、ルツェルン近郊の交通機関全てをカバーするパス。ホテルへの行き方を聞いたら、ホテルのある旧市街は車が通行できないので徒歩10分ほどのこと。
ルツェルンは、湖畔の古い美しい街で西アルプス観光の拠点でもある。チューリッヒよりもバーゼルよりも人口は少ないのに広がりがあるように見え、ヨーロッパのリゾートに来た!という感じがする。カジノもある。世界中どこでも会う中国人のツアーバスにもやっと出くわした。湖沿いに建つ古い建物と山並み、何ともいえない美しい街だ。白鳥と鴨が数え切れないほど湖を泳いでいる。ニューヨークの白鳥と違い、目がつぶらで可愛い。鴨も丸々として毛並みも美しく、ヨーロッパで鴨を食べるのも納得した。
ルツェルンの象徴、カペル橋(Chapel Bridge)は14世紀からある、ヨーロッパ最古の木造の橋
ホテル(Aparthotel Adler) にチェックイン。二日酔いの後のランチはスープと思ったら、なんとホテルの1階が韓国人経営のテイクアウトうどん屋だったのでうどんを頼む。ホテルと同じ経営らしい。うどんのつゆは甘っからくしょっぱく、食べられないことはないが、NYの韓国系うどんとも違う別物。カニかまと薄いカツの切り身が数切れ(土地柄ウィンナーシュニッツエルもどき?)入っている脂っこい汁。夫はラーメンを頼んだが、おそらく辛ラーメンそのまま(10フランもする!)で、辛いものが苦手な彼はサンドイッチを買いに走った。
昼食後、カペル橋を渡る。木造の橋は、屋根の三角の梁に宗教画が描かれていて、北京の頤和園(Summer Palace)を思わせる。
ピラトゥス山(Pilatus)行きのルツェルン湖遊覧船に乗る。1時間50分ほどかけて、のんびり遊覧。
ピラトゥス山(Pilatus)行きのルツェルン湖遊覧船に乗る。1時間50分ほどかけて、のんびり遊覧。
エンジン
テルパスを提示して、この日の分の遊覧切符をもらう。ルツェルン(Luzern)から時計回りに周遊
48%という世界一急勾配の登山鉄道(Cog Railway)でピラトゥス山へ。空気が美味しい。箱根登山鉄道を思わせるが、乗り心地ははるかに良い。といっても私の箱根の記憶は何十年も前なので、最近乗り心地が良くなっていたら失礼!
山頂駅と登山鉄道の線路を見下ろす
ルツェルン湖の絶景
帰りのロープウェイ
ロープウェイとゴンドラで降り、バスでルツェルンに戻る。写真はロープウェイ乗り場近くの模型
夕食。チャペルブリッジ近くの川沿いのレストランPfisternでフォンデュ。
ミックスサラダ、イタリアンドレッシング添え。
2人前67フランのフォンデュにはライ麦パン(?)と小ぶりのポテトがついてくる。チーズだけなのに、うまい!飽きない。地元の白ワイン(Zunftwein)2杯と瓶入り水(6.9フラン)、ソーダで税・サービス料込み115.80フラン。
チューリッヒでもバーゼルでもルツェルンでも、装飾的な噴水が街のあちこちにあり、飲料水用として使用されている。アルプスまたはジュラ山脈が源泉の美味しい水。スイスは物価が高く、上記のレストランでも瓶入り水が6.9フランだったが、噴水ならタダ!
チューリッヒ駅近くの噴水
ルツェルン旧市街の噴水
日が暮れるのは9時ごろ。白鳥と鴨を眺めつつ、チャペルブリッジではない方の静かな木造の橋の近くに沈んでいく夕日と湖、山を眺める。時間がゆっくりと進む。白鳥は可愛く優雅だが、指を出したらすぐ食いつかれ仰天した。白鳥にえさをやらないで、という表示はルツェルンならではだ。
夫は食後のコーヒーをマクドナルドで。ビッグマックセットは11フラン!高い!
サッカー欧州選手権を観戦中の地元の人々。礼儀正しく盛り上がっている。
カフェを探して歩いていたら城壁に行き当たった。
ホテルに戻り、翌日のアルプス観光のスケジュールを立ててから熟睡。
6/28(火)ルツェルン〜エンゲルベルク〜ティトリス〜ルツェルン
朝早めに起きて、川沿いのファーマーズマーケットを眺めつつ駅へ。
電車でエンゲルベルク(Engelberg)へ向かう。45分ほど。料金はテルパスに含まれる。リュックを背負ったシニアなどハイカーが多く、ハイキング列車の趣。
エンゲルベルク駅からシャトルバスに乗り、フューレンアルプ(Fürenalp)へ。ゴンドラで上り、パノラマハイクを始める。
牛の一群の出迎えを受ける。スイスの牛は白黒でなく茶と白。でかい!
Abnetに向かう。いきなり下り坂で、夫の足ががくがくになるが、何とか持ちこたえる。
Abnetの絶景レストランで休息し、楽なルートを確かめる。
ゴンドラでStatfeli へ下る。ロープウェイの駅は無人で、備え付けの電話で係員を呼ぶ方式。
Statfeli〜Alperrosli 〜フューレンアルプのバス停まで素晴らしいハイキング。雪が頂に残る美しい山と白い雲、色とりどりの野の花の中を歩く心地よさ。言葉にすると小学生の作文のようになってしまう。新たな心の安息の場を見つけた。約2時間のハイク終了。2人ともケガがなくてよかった!
Alperrosli で白ワイン休憩後、フューレンアルプのバス停へ
フューレンアルプのバス停からシャトルバスでエンゲルベルク駅に戻り、そのまま乗り続けて、ティトリス山(Titlis)のふもとに向かう。
ゴンドラでティトリス山麓〜トリュブゼー(Trubsee)〜シュタント(Stand)
回転ロープウェイでティトリス山頂へ(テルパス2日目)
スープとパン、ビールの昼食
パノラマテラスからの眺め
雪の中を歩いて吊り橋(Cliff Walk)へ
標高3020メートル。等身大立て看板は、ボリウッドの人気映画「Dilwale Dulhaniya Le Jayenge (DDLJ)」が撮影されたため。
氷河洞窟(Glacier cave)へ
最終下山時刻の4時30分ごろ下り、同じルートでエンゲルベルク駅に戻る。
5時過ぎに着く。6時過ぎのルツェルン行き電車には時間があるので、土産物を買う。スイスの店は6時過ぎにしまってしまうので、初めての土産物ショッピング。スイス国旗のマークがついた赤いマグ。ここでは10フランで、チャペルブリッジでは13フラン、行く先々で見たスーパーcoopでは8.5フラン。マグの内側に書かれている「Switzerland」の「i」が少し薄れているのが、品質のスイスには珍しくてご愛嬌。アーミーナイフで有名なビクトリノックスのぺティナイフ(4フラン)とナイフ研ぎ(15フラン)を購入。
駅のキオスクでビールを買って飲みながら電車待ち。スイスは物価が高いので、「Aktion(セール)」になっていたバゼルのビールFeldschlösschenを買った。
ルツェルン駅のcoopでビクトリノックスのステーキナイフと無名ブランドのぺティナイフ、coopブランドのピーラー(1フラン)を購入。ヨーグルトのコーナーは2枚にしないと広角レンズでも映り切らないほど充実していて、さすが乳製品王国。朝ごはんのヨーグルトも当然美味しい。
ホテル近くのCoopのフォンデュ・コーナー
イエズズ教会(Jesuit church)前でアルプホルン(Alpine horn)の無料コンサート。川沿いに吹く風と一体化したホルンの音を楽しんだ。曲はスイスのどこかの街とアルプホルンのためのフォークソングだそうだ。演奏者の女性に聞いたが、街の名前は忘れてしまった。
良さそうだったが、フォンデュがないので入らなかった、昨日のレストランの隣のRathaus Braureiに行こうとゆっくり旧市街を歩いていたら、アルプホルンの人々も追いついていて、市庁舎前で同じ曲を演奏した。
Rathaus Braureiでディナー。演奏を終えたホルンの人たちも一杯やっていた。ビールは小麦ビール(Wheat beer)とライトしかなく、当然小麦を注文。ビールの種類が少ないのは厳選した上に違いないと予想したら的中。バーにはでかい金属製のビール醸造機(?)が4台あり、自家製らしい。
料理も最高でビールとの相性も良い。ルツェルン湖でとれた白身魚のスモークに、ハニーマスタード&ディルのドレッシングを添えて、レタスと薄切りオニオン、ライ麦全粒パン(?)がついてくる(19.5フラン)。夫が頼んだ、自家製ほうれん草パスタ&ローストベジタブル(25フラン)もとても美味しかった。ここは昨日の店よりリーズナブルで、さらに美味しい。ビール2杯(13.60フラン)飲んで計59.10フラン。
No comments:
Post a Comment