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Monday, November 19, 2018

Trip to Spain Part 2: Barcelona Day 2

11月2日(金)

バルセロナ2日目。

朝9時ごろ起床。朝起きて最初に目にした文字は、ホテルの窓から見える団地の壁に書かれていた「Tourist Go Home」という落書き。観光大国のスペインにさえ、了見の狭い自国第一主義が存在すると思うと暗い気分になるが、この旅行中に嫌な目にあうことは何もなかった。1回だけ、マドリードで道を聞いて無視されたが、外国人嫌いというよりは観光客にうんざりしている大都会の人間の反応のように見えた。

メトロの駅近くの、若い女性二人が切り盛りしている小さなカフェ兼バーで、カフェ・コン・レチェとハム&チーズ・クロワッサンの朝食。昨日の朝食より美味しくてうれしい。特にカフェ・コン・レチェが絶品。昨日と違うメトロの駅で、こちらの方が飲食店が多く活気がある。





ネットで事前予約してあった、カタルーニャ音楽堂(Palau de la Música Catalana)のツアーへ。11時から約1時間で一人20ユーロ。昨日1日に続き驚きの連続。ここで奏でられる音はどんなものか聞いてみたかったが、予定が合わず断念。

ゴシック地区の通りを見下ろすバルコニーにそびえるモザイクの柱




向かって右手中央はベートーヴェンの胸像。舞台で演奏される音楽を見守る。舞台正面の壁には音楽の女神たち







天井のステンドグラス






中世の面影が残るゴシック地区をぶらぶら歩きながら、カテドラルへ。ゴシック地区は確かに美しいが、観光客が多すぎて、この日滞在した半日だけで十分だと思った。







カテドラル

ミラノ大聖堂を思わせた。昨日から観光した中では、夫のいちばんのお気に入り。見どころ盛りだくさんの旅で、毎日目が肥えていっているはずなのに、目からウロコの連続だった。










中庭のガチョウ。二匹だけの世界に入っているカップル(?)がいたり、おっちら行進してくる一団がいたり、いろいろドラマがあって楽しい。子供から大人まで他の観光客も喜んで見ている。どのガチョウも丸々と太っている。スペインで見た動物は鳩も鴨も猫も丸々として毛並みも良く、鳥類は美味しそうだった。



修道院で食べるために飼っているのかと土産物屋の店員に聞いたら、由来を書いたパネルを指差してくれた。誤解が解けて良かった。カテドラルの守護聖母サンタ・エウラリアが、彼女の年と同じ数の13回の拷問の末に殉教したのにちなみ、13羽のガチョウが飼われており、ガチョウたちは、教会の地下聖堂に埋葬されている彼女の遺体を見守っているとのこと。


遅めの昼ごはんを食べに、近くの有名タパスCal Pepへ。












カテドラルから5分ほどのはずだが、グーグルマップを使っても15分くらいかかってCal Pepに到着。ランチは3時までのところ、2時15分くらいに滑り込む。カウンターだけの狭い店で、先客が帰るまで背後霊のように後ろで待つスタイル。運良く回転して、私たちのすぐ後に来た最後の1組まで遅いランチにありつけた。

お任せコースと白ワインを頼む。ツナタルタルにバゲットトースト添え、Pan Con Tomate(トーストに新鮮なすりおろしトマト、オリーブオイル、ガーリック、塩だけのシンプルな一品)、ししとうの揚げたの(今まで食べたししとうで一番美味しかった)、あさりの蒸したの(ソースにベーコンが入っているのでやや塩辛い。ワインには合うが)。


写真がうまく撮れなかったが、ポテトオムレツにアイオリソースをかけたTortilla de Patatasが最高に美味かった。確かにオムレツではあるが、オムレツではない!
感極まっていたら、隣のフランス人カップルの女性が話しかけて来て、たどたどしい英語で料理の説明をしてくれた。スペイン国境に近いフランスに住んでいて、たまに遊びに来るそう。スペインはヨーロッパの北と南のいいとこ取りだねと言ったら、大きく頷いていた。



たくさん歩き回った後で、さらに美味しかった辛口の白ワイン。買って帰りたかった。


デザートは、クリームブリュレを軽めにしたようなCreme Catalana。クリームブリュレよりクリームに酸味がありヨーグルトっぽく、アニスのような香料が効いている。



私はワイン2杯、酒が飲めない夫はダイエットコーク(涙)で計74.80ユーロ。米ドルだと約86ドルで、ニューヨーク感覚だと妥当かお値打ち感があるが、食べ物の安いスペインでは美味しいけど高い!!

Cal Pepで満足した後は、ほろ酔い気分のまま、メトロで、ホテルのあるアシャンプラ地区に戻り、モデルニスモ建築を再び鑑賞。昨日行こうとして行けなかったアールヌーボー様式の病院には今日も間に合わず。バルセロナは思ったよりも広くて見所満載。3日間とっておいて良かった。

ガウディ設計のカサ・バトリョCasa Batllóと 、ジュゼップ・プッチ・イ・カダファルク設計のカサ・ アマトリェールCasa Amatller が並んで建つ。まず、カサ・ アマトリェールから。

入場料は二人で38ユーロで、ガイド付きツアーのみの鑑賞。ドルで払ったので46.3ドル、1ユーロ=1.21ドルと割高な換算率。次回からは絶対現地通貨で払うことにする。

バルセロナのチョコレート王アントニ・アマトリェールの邸宅で、モデルニスモ建築
を代表する一人であるカダファルクが設計から内装、家具に至るまで手掛けた。


美しい壁紙


私が持っている60年代イギリス&アメリカのファッションプリントの本に似たようなデザインがあった。他の国のアール・ヌーヴォーよりファンキーなスペインのモデルニスモは、60年代のデザインにとって、より直接的な着想源になったのかもしれない














チョコレート業者として世界を旅したアマトリェールらしく、机の上の赤い本の題名は「Extremo Oriente (極東)」。ウエブスターの英語辞書も。ニューヨークで最近、ウールワース・ビルやBrooklyn Armit Terminalなど、ビジネスや人の交流が世界規模になってきたことを示す20世紀初めの建築を続けて見る機会があり、1900年に建てられたこの邸宅も、確かにその流れの中にあることを感じた。

最後に、入場者しか入れない入り口吹き抜け部分で飲むホットチョコレート(パン付き。チョコに浸して食べる)がもれなく付いてくる。歩き回った後だけに美味しい。ニューヨークのグルメなホットチョコレートと同じくらい美味。売店には美味しそうでパッケージも可愛いチョコがあったが、これから複数都市を周るので購入を断念。


レトロなエレベーター。ツアーで案内される以外のアパートのユニットは商業用に使われており、観光客はアクセス不可。


カサ・バトリョ
私も夫も、この2日間バルセロナで見た建築の中では一番感心しなかった。大味というか、写真の方が実物よりいい。









タクシーで、ダウンタウンのEl Raval地区にある量り売りの古着屋「Flamingos」へ。古着屋はここともう一軒「Holala」を見たが、アメリカ古着が多いようで値段の割に品揃えが良くなく、買いたいものは何もない。当然かもしれないが。ファッションの伝統があるミラノとは違って当たり前なのかも



ミュージシャンのポラロイド写真が飾ってあった、有名店らしいレコード屋。
  
お茶目なモザイク


バルセロナ現代美術館(MACBA)前の広場にたむろすスケボーキッズたち。垢抜けないが(ごめん!)気は良さそうな兄ちゃんたち。金曜夜でもあり、古着屋周辺もこの広場も賑わっていた。この広場はバルセロナ有数のスケボースポットらしい。







近くのタパス(マルクス兄弟の写真がたくさん飾ってありご機嫌に)で軽い夕食。ミートボールトマトソース、野菜(ナス・赤ピーマン、小玉ねぎ(?))のグリルにきゅうりらしいピクルス添え、カヴァワインと赤ワイン一杯ずつ。夫はスーパーフランクフルト(サイズが大きいだけ)。計24. 57ドル。細長いバーのある1階から階段で上る作りが、サンフランシスコのシティライト書店の近くの古いバーを思わせなくもないが、そこまでは趣がない。レトロな写真が飾ってあった、観光客向けだがコテコテではない、チューリヒのダダ・カフェにも少し雰囲気が似ていた。





タクシーでホテルへ。部屋から見える景色。グラフィティのTourist Go Homeの文字を、今朝一番に目にして危ぶんだが、無事で盛り沢山な日だった。