Saturday, December 8, 2018

Trip to Spain : Cordoba~Madrid~Home


11月8日(木)

最終日で移動のみの日。ホテルの中庭。雨がちだったので出なかったが、写真だけ。女の子の絵は、ベラスケスの有名な作品を真似たクローズアップ。



ホテルからタクシーでコルドバ駅へ。駅のカフェで最後のカフェコンレティとチキンサンド。なかなか美味しかった。



朝10時28分の Renfeでコルドバからマドリードへ。駅構内にはお土産を買いたくなる店がなく、私も夫も買い物しておいてよかった。早めに着いたので、オンライン購入の
切符を窓口で見せてから、プラットフォームに降りるまで20分くらい待った。Goeuro.comで購入し、2人分87.8ユーロ、手数料5.7ユーロで計93.5ユーロ。


車窓からの風景。イタリアよりきれいでスイスよりはきれいでない列車。窓ガラスはスイスほどピカピカでないが、イタリアほど曇っていない。辛子色とこげ茶を基調にした内装がスペインの風土と良く合っている







12時23分の定刻にマドリード着。向かいのホームには乗ってきたのと同じ型の電車



空港に行く電車(乗ってきた電車の切符でタダになる。ローカル線に乗り継ぐところの切符販売機の前に駅員がいて教えてくれた)を待つプラットフォームから向かいのプラットフォームを眺める



空港で最後のハモンイベリコ。まあまあ。量は多いが。

ゴッホみたいで気になった同じ便の乗客


ニューヨークに無事到着したが、入国審査がひどく激怒。

JFKに着陸してから、空港を出るまでに2時間かかった。入国審査で、私のようなグリーンカード保持者は、マドリードからのジャンボジェット機に乗っていた大量の観光客と同じ列に並ばせられた。以前は、配偶者が米国市民の場合は、米国市民の列に一緒に並ぶことができたし、私一人の時でも永住権保持者の列は観光客とは分けられていた。

ところが、米国市民の夫が私と同じ列に並ぶためには、私の列に並ばなければいけないようになってしまった。しかも、現場への通達がうまくいっていないらしく、職員によって言うことが違うため、夫が並ぶ列に行こうとして、結局観光客多数の列のほぼ最後尾に並び直すことになってしまった。入国審査でこんなに長い列は見たことがない。

外国を旅行してアメリカに帰国した際の入国手続きは、どんな旅でも最悪の部分だった。税金もきちんと払ってるし、選挙権がないだけで、米国市民と違わないはずなのに、永住権保持者に対するこの差別は何だ!といつも腹を立ててきた。それなのに、さらに悪くなるなんて。くたばれトランプ!

今度海外旅行する際には、カナダ経由で帰国するか、global entry申請(5年間で$100)のオプションも考えてみよう。


お土産。
マドリードのホテル近くのおしゃれTシャツ屋で入手したタイトー&タランティーノのコラボTシャツとエスニック系雑貨屋で買った手袋。マドリードの王宮で買ったトレドの象眼細工のピアス、コルドバの土産屋のやや埃っぽい一角から掘り出したタイル(各4ユーロ?サンドペーパーかけてコースターにする)とメスキータのキッチュなマグネット。



マドリードの空港で買ったダークチョコレート


(終)

Friday, December 7, 2018

Trip to Spain : Granada to Cordoba


11月7日(水)

ホテルをチェックアウト直後、分厚いガラスのドア(分かりにくいのだ、これが)に、鳥のように頭から激突。数分はクラクラした。

ALSAバスでグラナダからコルドバへ。グラナダのターミナルのカフェテリアで、カフェ・コン・レチェと、トーストしたバゲットにロックフォールチーズをたっぷり塗ったもの、夫はバゲットにトマト載せ。計10.40ユーロ(12.37ドル)。

朝8時半発のはずが15分ほど遅れた。トレドとマドリードで中距離バスに2回乗ったが時間に正確で、これが初めての遅れだった。バス乗り場では、私も含めて知らない乗客同士が、コルドバ行きのバスを待っているのかどうか確認しあった。日本人のシニア夫婦もいた。


それでも予定通り11時20分ぴったりにコルドバ到着。スペインの中距離の旅はバスに限る!バス料金一人14.2ユーロ。

タクシーで旧ユダヤ人街にあるホテルNH Collection Amistad Córdobaへ。チェックインしてからまずはランチ。雨が降っていたので、ホテル近くの路地で目に飛び込んできた中近東レストランにしたら大正解だった。








隣に座ったニューヨーク出身の父(Dave)と息子(Jack)の親子が話しかけてきたので、しばし楽しく話す。父は80歳でコロンビア大学を1964年に卒業(?)。スペイン語が話せる。久々のスペインでコルドバは初めてだそう。Daveの仕事の関係で二人とも、私の実家の近所である町田に住んでいたことがあるのにはびっくりした。植木鉢に見えるのは「1000 Flowers of Cordoba(コルドバの花1000本)」だったかファンシーな名前がついているアイスクリームで、私にも味見させてくれた。


観光開始。
ローマ橋(Puente Romano)前の広場


ローマ橋を渡るとカラオラの塔(Torre de la Calahorra)があり、内部はコルドバの歴史についての小さな 博物館になっている。入場料2人で9ユーロ。夫は、この博物館のために作曲された音楽を含むスペイン音楽のCD複数購入。



塔から見える橋とメスキータ


橋を渡ってメスキータまで戻る。
イスラムのモスクの中心にキリスト教会が混在するメスキータ(Mezquita-Catedral)。モスク部分がとにかく素晴らしい。こんな建物見たことない。入場前にデイブとジャックの親子にも入り口で再会、期待以上だったと言っていた。入場料2人で20ユーロ。













真ん中のキリスト教会部分






白い壁が並ぶ旧ユダヤ人街の花の小道


ゴートチーズ(?)の甘い揚げ菓子


ローマ橋近くの川沿いの廃墟には「ねこあつめ」のように猫たちがいた。





近くの遺跡(アルカサル外壁?)にも美しい猫たちが。壁を登るスパイダーキャットもいた。


アルカサル。猫を見ているうちに暗くなっていたので、遺跡から出土したモザイク画などを鑑賞、美しいと言われる庭園は輪郭しかわからなかったが、メスキータだけで大満足した。


ホテル近くのティーショップで、良い香りのフルーツホワイトティーを購入


これよりももっと暗い、全く明かりがない通りも通って、フラメンコを見に行く。


Tablao Flamenco Cardenal。ネットで見て一番本格的そうなところを探して予約しておいたら、8時15分の開演直前に着いたにも関わらず、全体が良く見える一番いい席だった。しかも23ユーロ(?)で1ドリンク付と格安。1時間15分ほどのショウ。

最初から最後まで圧倒されぱなしだった。歌もギターも色々な組み合わせの踊りもすごい。カーネギーやリンカーンセンターで公演するレベルなのに、こじんまりした中庭の会場なのもフラメンコの本場アンダルシアならでは。最初は歌とギターだけ、これだけでも満足するくらい、しゃがれ気味で味のあるアルトボイスと超ソリッドなギター。


三人娘が階段から劇的に登場


衣装を替えてそれぞれのソロに移る。鹿賀丈史に似た男性ダンサーも登場しソロを踊る。


女性ダンサーが半円状に座り、順番にソロを踊る。鹿賀丈史の女性パートナーも登場し、ソロ


鹿賀再登場し、全員で踊る


アンコールは鹿賀&パートナーのデュオ

















終演後の会場前


宿泊したホテルと城壁。ホテル自体は小ぎれいなチェーンホテルで取り立てて言うことはないが、このロケーションはすごい。エクスペディア会員割引で1泊91.19ドル。




最後のディナー。オフシーズンのせいもあるだろうが、夜が早い。静かでほとんど人がいない。開いてる店にも客がほとんどいないところばかりだった。このタパスはかろうじて他に2人先客がいた。少額ではカードが使えない店も多く、オフシーズンに泊まるのはちとさみしい場所だった。


ワインも食べ物もまあまあ。12.3ユーロ。ランチの中東料理の方が断然美味しかった。スペイン最後のディナーにしてはしょぼいが、素晴らしいフラメンコでお腹がいっぱいだった。


ホテル前にいた猫たち。夜に人間が少ないということは、猫が動きやすいということでもある。スペインは断然犬が多かったが、最終日になって、一番小さく穏やかなこのコルドバで猫コロニーの3連発!スコットランドからの猫好きカップルも加わって、黒猫たちをウォッチング。それにしても、私が飼っている(飼われているともいう)黒猫のシェフにそっくり。